2009年2月24日火曜日

目を覚ます (かりそめの現実)

最近やっとオバマ・フィーバーが治まってきました。

「大統領選挙」という名ばかりのお祭りごとが終われば人々の関心は薄れます。
大衆なんてそんなものです。それでいいのだと思わされてます。

僕は反オバマ派でした。
というよりも、はなから誰が大統領でも別にいいと思ってます。

パパブッシュから始まり、クリントン、ドラ息子ブッシュ、そしてオバマ。

政権交代なんて形式だけのことで、
アメリカの「世界秩序」「世界民主化」という考えは何も変わってはいません。

オバマさんを含めた過去4代の大統領政権は繋がっているようなものです。
今回唯一の違いといったら白人が黒人に代わっただけです。
本質は何も変わってません。

その証拠はいくらでもあります。探す必要もありません。
だって連日連夜メディア、ネット、新聞がご丁寧に証拠を提供してくれているじゃないですか。

パパブッシュから(もっと以前からですが)、アメリカの身勝手な世界関与、統合、
もとい、恐怖政治が本格的に行われてきました。

それぞれの大統領の役割を簡単に説明しましょう。

パパブッシュ - 計画を始める。
クリントン - 計画を世界に認めさせる。
ブッシュJR - 計画を実行する。混乱させて、自身が批判対象になる。
オバマ - 大衆をなだめコントロールする。

です。

息子ブッシュは大役を任されたと同時に、貧乏くじを引いたというわけです。
「史上最悪の大統領」という筋書きは当初からできていたんです。

そこに現れた救世主という役柄のオバマさん。

繰り返しますが、中身は何も変わっていません。

今回の選挙も笑ってしまうことが沢山ありました。

- 対抗馬にヒラリーをぶつけたこと。
- そのヒラリーを政権に招き入れたこと。
- 40数名いる政権メンバーのうち30数名が元クリントン政権、もしくはクリントン政権と密接な関係をもっていた人物で構成されたこと。
- Chief of Staff(大統領主席補佐官)にRalm Emanuel氏を起用したこと。

オバマ氏はクリントン政権には賛同していなかったはずの人です。
それがなぜ「ほぼクリントン政権」を再現したのか?
それに加えなぜ反対派であったヒラリーを招き入れたか?
まさかドラマ「24」のような正義感あふれる心境の変化があったとは思えません。

このラーム氏はシオニスト・テロリストメンバーの息子です。
イスラエルの新聞ではラーム氏が主席補佐官に就任したことを
「ついにわが同胞がホワイトハウスに」というタイトルで記事を出したほどです。
息子ブッシュはイスラエルなどの中近東問題に首を突っ込むのが大好きでした。
どうやらオバマ氏は後を引き継ぐようです。

オバマ氏は常々ブッシュ政権を批判していました。
税金をただただドブに捨てたイラク戦争も批判しました。が、
彼はイラン、中国、パキスタン、ロシアを「アメリカの敵になり得る」
候補として申請しています。これに伴いさらに10万人のアメリカ兵が各地へと派遣され、
軍事費は1000億円を超えます。

これらのことは彼らが過去してきたことのほんの一握りのことでしかありません。
すべて挙げてたらギネス級のページ数になるんじゃないでしょうか。

そう、言ってることとやってることが滅茶苦茶なんです。

でも滅茶苦茶に聞こえない。なぜか。
息子ブッシュがこの8年間でやってきたことがすべてを物語っています。
大衆コントロールなんて容易な事だということがこれでわかります。

誰もにブッシュがやってきたことに不安を抱かせ、テロリストたちを敵に仕立て上げ、
更なる恐怖が待ち受けているのにもかかわらず、感覚を麻痺させ、
救世主が現れたような形を作っただけです。

オバマ氏の思想は黒人でも白人のそれでもありません。
他の大統領と同様の「支配者思想」を持った一人でしかない。
ある専門家はオバマ氏を「ウォール街の手先」とまで批判しましたが、
そんな小さな枠には収められないと僕は思います。
彼は「大衆を家畜としか思わない支配者層」の手先です。

いかに上記で述べたことを大衆に気づかせないか、
が今回の政権交代最大の課題でした。

なぜそんな周りくどいことをしたのか?
それは彼らがやろうとしていることがあまりにも凶悪で、
それを正当化することがもはや不可能になりつつあったからです。
大衆もバカではありません。これだけのことが起きていれば、
気づき始めます。そこを再度、コントロールしようとしたわけです。
歴史上、支配者層の自作自演や隠蔽工作など幾度となく繰り返されてきました。

日本も同じです。
徳川幕府が明治維新で廃止されたことで自由が訪れたとよく言われていますが、
「革命」とは名ばかりで「徳川」が「薩長藩」に変わっただけです。
証拠に歴代の首相や、高位のものは薩摩藩、長州藩の血族のみで
構成されてきました。「平民」がトップに立ったことなどありません。
日本の武家制度は現代も続いているということなのです。
「薩長」の上にはこれまた「支配者層」がいます。
こちらも元をたどれば上記で述べた「支配者層」と繋がるのです。

そうやってこの支配者層は数百年間、いや、数万年間、
人類の頂点に君臨してきたんです。

ちょっと調べればわかることなのに。
調べにくいような現実を作り上げて、
僕たちをマニュピレートしようとしている政府やメディア。

その政府やメディアすらもコントロールする支配者層。

僕たちには気づかせないように、世界は堕ちていきます。

彼らが作り上げた「かりそめの現実」の中で僕たちの関心を逸らせ、
音楽を「聴かされたり」、映画を「見させられたり」、セックスを「させられたり」。

僕たちが私利私欲ばかりに没頭してる間に。
これからもっと人は苦しみます。死にます。
僕たちの知らないところで。

聖書では抽象的な表現で、
「ヘビ」がアダムとイブをそそのかし禁断の果実を食べさせ
人に「知恵」を植えつけたといわれています。
この知恵とは「科学」であり「宗教」であると思います。
そして「ヘビ」とは紛れもなく「支配者層」のものたちです。
人間を五感の牢獄に閉じ込めるためのセキュリティーロックのようなもの。
見えるもの、聞こえるものだけを信じるようにそのときから人はプログラムされた。

やがて隠せないくらいの悲劇が起きます。
僕たちが悲劇を目の当たりにするときはもう手遅れなんです。

彼らは高々と笑うでしょう。祝杯を挙げるでしょう。
何十億という屍の上で。

漫画みたいな話ですか?

ワンピースや20世紀少年は受け入れられるのに
現実でそのようなことが起きていたとしても受け入れられませんか?

僕も受け入れられません。
言ってる本人が笑ってしまいます。
でも笑ってるのはこの「現実」の「僕」であって、
内に秘めた本当の「僕」というのは真剣に向き合おうとしています。
日々二人の「僕」が葛藤しています。

「天使と悪魔」とはよく言ったものです。