2009年5月31日日曜日

GMも破綻!? - 第三次世界大戦への序曲? 3

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では、消えた400億ドルを得た彼らが次に行ったことはというと、

連邦準備制度理事会を通じてドイツにそれを注ぎ込んだのです。

なぜドイツに?

考えてみてください。
これは第二次世界大戦が起きる前です。

第一次世界大戦のあと、ドイツは国際銀行家たちの手に落ちました。
彼らは金でドイツという国を買収し、ドイツ政府に援助しつづけてきました。
これは現在も続いていることです。

あの悪名高いアドルフ・ヒトラーの選挙活動の巨額の援助金もおそらく
ここから提供されているのでしょう。

この強い後ろ盾のお陰でヒトラーは政権を握ったということです。

要するに、
アメリカ人を飢え死にさせることで得た400億ドルは
ドイツ第二次世界大戦に備えて体制を整えさせるために使われたのです。

で、現在ですが。

今の不況、俗になんと言われているでしょうか?

「1929年以来の大恐慌」

いまいち実感がわかない?
それは彼らの不況戦略がよりいっそ洗練されたことを意味します。

不況とは何か大きなことを起こすための資金調達方法です。

不況の後には必ずと言っていいほど戦争が起きています。

そしてその不況が深刻なほど、彼らに集まる資金が大きくなります。

資金が大きくなればそれだけ大きな事を企てます。

この意味わかりますか?

_______
まとめ

僕には彼らの直属の傘下にあるはずの、
リーマンGMをなぜ破綻させなければならなかったのか、
その真意はわかりかねます。一般人には到底わからないことなんだと思います。

本当にただ破綻しただけかもしれません。
もしかしたらもうコントロールが効かないほど彼らの権力は衰退しているのかもしれない。

先ほど、GMも実質上国営化されるということが決まったようですね。
これはまた国が負債を背負う事を意味します。
国の負債が大きくなるほど彼らは利益を得ます。

リーマンがこの最悪な不況を招いた事はたしかです。
不況で我々の前から消えた富は実際に消えるわけではない。
不況になれば、誰かが得をするシステムになっています。
それがユダヤ資本が構築したシステムです。

彼らはまたドルをかき集め始めています。
たぶん、これが「ドル」の最後の大仕事になるでしょう。

やはり忘れてはいけないのは、
リーマンGMクライスラーも彼らの所有物だったということ。
生かすも殺すも彼ら次第。

なにがあったにせよ、これから起きるにせよ、背筋が凍ります。

GMも破綻!? - 第三次世界大戦への序曲? 2

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前回、「天使と悪魔」という日記で、
世界に存在するほぼ全ての対立は自作自演だと指摘しました。
そしてこの戦術はユダヤの専売特許です。

ロックフェラーユダヤの繋がりは第二次世界大戦を見れば明らかでしょう。

ロックフェラー家ブッシュ家は戦時中、
「IG(イーゲ)・ファルベン」に資金援助をしていた事実が戦後明らかになりました。

IG・ファルベンとはあのユダヤ人を大量虐殺したといわれる毒ガス「チクロンB」
製造した ドイツの軍事企業です。

ですがロックフェラーブッシュ家が敵対支援罪で
追求されることはありませんでした。。。。さてなぜなんでしょう。

それはロスチャイルドとロックフェラーの目的が最終的には
一緒だったということを意味します。(これについては別の記事で詳しく書きます)

1929年から約十年続いた「世界大恐慌」
これについてもかれらの自作自演をせつめいできるでしょう。
これを引き起こしたのは「連邦準備銀行」による貨幣の流通引き締めでした。

これにより、大手銀行家たちは24時間以内の短期貸付(コール・ローン)
回収を要請したのです。
これは仲介人と顧客がどちらも、売値にかかわらず、ローン弁済のために
市場に株を放出しなければならないことを意味します。

結果、市場が暴落したのです。

暴落から僅か一年足らずで400億ドルというお金が消滅しています。

消滅といっても、消えてなくなったわけではなく、
事前に市場から手を引き、資産を現金や金に替えた以下のものたちの懐に入りました。

ジョン・D・ロックフェラー
J・P・モルガンJR (アメリカ一の富豪)
ジョセフ・ケネディー (ジョン・F・ケネディーの父親)
バーナード・バルーク (アメリカに送られたユダヤの刺客)

ケネディーに関しては、
暴落前の資産が400万ドル、6年後には1億ドルになっています。

大恐慌で資産が増えるって、、、、

おかしくないですか?

歴史的に見て、
大不況や戦争の前には必ず、それを回避するためのなんらかの
システムや機関を導入します。

しかし、それは口実に過ぎず、まさにそのシステムが不況を起こすのです。

第二次世界大戦前には「連邦準備制度」「世界決済銀行(BIS)」が設立されました。

「連邦準備制度」がまさにこの「大恐慌」を起こしました。

「連邦準備制度が29年から33年の間に貨幣供給を3分の2に引き締めた事によって、
大恐慌は起こりました。これは明らかです」
(ノーベル賞経済学者ミルトン・フリードマン)

3へつづく

GMも破綻!? - 第三次世界大戦への序曲? 1

とうとうGMが6月1日に破綻申請を出しますね。

去年リーマン破綻し、今度は自動車業界ではクライスラーに続きGMと、
これでアメリカの3大メーカーの2つが破綻です。

「不景気だとこんなに大きな企業もつぶれるのね。怖いわねー」

と震えている人が多いでしょう。

でも僕はどうしても少し違ったところに恐怖を感じてしまいます。

それは、

「不景気だから破綻したのではなく、破綻させるために不景気にした」

という可能性にです。

世界の金融を動かしているのはユダヤ資本です。

そしてアメリカの 「連邦準備銀行」 (通称FRB または制度 FRS)は
彼らにより事実上支配されています。
「連邦」と言っても、日銀などとは違い、国は株を一切所有していません。
これは「私企業」なんです。

では誰がこの銀行を保有しているか。

それはリーマンを含めた10のユダヤ系銀行です。

ではなぜリーマン破綻したのか(もしくはされたのか)。
これを考えるだけでも身震いがします。

そして、今回クライスラーGMが立て続けに破綻です。

こちらの所有はロックフェラー系列です。

世間一般ではロスチャイルド(ユダヤ)VSロックフェラーと言われているので、
お互いがつぶしあっているという見方もできなくもないです。が。

僕には引っかかるのです。。。。。。

2へつづく

2009年5月27日水曜日

1.ヤハウェに選ばれたユダヤ人

ユダヤ人とは・・・ユダヤ人史上、契約の民と呼ばれ、
人類で初めて神(ヤハウェ)とCovenant(契約)をかわした人々のことです。

異邦人(ユダヤ人以外)である我々日本人にとっては
世界で始めて一神教をはじめた人々として知られています。

wikipediaにはユダヤ人とはユダヤ教を信仰する者(宗教集団)、
あるいはユダヤ人を親にもつ者(民族集団)と書いてあります。

つまり、アブラハム宗教(ユダヤ教、キリスト教、ユダヤ教)
の起源であるユダヤ教を信じる人々のことです。

ここで、上の「ユダヤ人を親にもつ」の「親」の祖先が過去歴史上
本当にユダヤ人であったかという議論があります。
が・・・この一歩入り込んだ議論はのちのち触れるので、
今はユダヤ人=アブラハムの子孫という定説を仮定に話を進めて行きましょう。

もともと羊飼いの遊牧生活だった彼らが神から選ばれ、
数々の土地を争う戦いに勝ち抜いてきた話は聖書の中の話として
とても有名な話です。

ビジネスで大事な契約という概念はこの遊牧民の彼らが土地を決める際に
羊を生贄にして交わしたCovenant(契約)に由来があると言われています。

・ユダヤ人は歴史上、契約、約束事のプロです。

イエス・キリスト(ユダヤ人)を迫害したのも異邦人では定説になっています。
今我々が使っている暦はイエスキリストの誕生が西暦1年(西暦0年はない)
にあったことになっています。

一方ユダヤ人の使うユダヤ暦では今年は5769年にあたり、
その暦上イエスキリストの誕生は今年2009年を引き算した、
3760年に当たります。

・ユダヤ暦という独自な暦を今でも使っています。

1週間が7日間あり、1日休む事はユダヤ人の神がユダヤ人の為に
決めた契約の代表格です。安息日を守らない人はユダヤ人ではありません。

・ユダヤ人は7日目の土曜日を必ず安息日として、休息をとります。

また、 過去のどんな偏狭にも耐え抜いてきた人々でもあります。
古代イスラエル帝国滅亡、ホロコースト、などが有名な話ですね。
今現在でも彼らを忌み嫌う人たちがとても多いのも現実です。

・歴史の中でたくさんの天才を生んで生き延びてきたのが彼らの大きな特徴です。

■有名なユダヤ系有名人の例

ユダヤ人には才能ある人たちが多い。(特に天才のほとんどはユダヤ人)
以下参考まで。

モーセ
イエスキリスト
カール・マルクス(社会主義の基礎)
フロイト
アインシュタイン
カールセーガン(地球外生命体宇宙天文学者)
スティーブンスピルバーグ
ロイター(ロイター通信)
ピーター・フランクル(数学者、大道芸人、11ヶ国語完得)
カルバンクライン
ラルフローレン
リーバイ・ストラウス(リーバイス)
ケニスコールラリーウィルソン(オラクル)
スティーブバルマー(Microsoft CEO)
マイケル デル(DELL Computer)
ナタリーポートマン(ハリウッド女優、ハーバード、6ヶ国語)
マーカス・サミュエル(シェル石油の創始者)
ニコラス=プリツカー(ハイアットホテルの創始者)
デーブ・スペクター (おまけ)

ユダヤ人のノーブル賞受賞者一覧はこちら
(750人中163人ユダヤ人)

次の記事「2.ユダヤ人はお金持ち1/3」 へ

目次
1.
ユダヤ人は選ばれた
2.ユダヤ人はお金持ち 「1/3 」  「2/3」  「3/3
3.
ユダヤ人は賢い
4.
ユダヤ人の隠され続ける4つ目の特徴

2009年5月15日金曜日

「天使と悪魔」 : 「悪魔と悪魔」

誰しもが心の中に天使と悪魔を抱えているものです。

良心の弱さを加勢するか、邪心の強さに依存するかはその人次第。

さて、今日はダン・ブラウン著の

「Angels & Demons : 天使と悪魔」

の公開を記念しまして、
数回にわたり、イルミナティについて書いて行きたいと思います。

みなさんは「イルミナティ」なる秘密結社のことはご存知でしょうか?
たぶんこの映画でその存在を知る人も多いのではないかと思います。

映画の詳細は説明するのが面倒くさいのでWikiを参照してくださいw

さて、小説を読まれた方も、映画を見られた方も、どちらも知らないという方も、
そもそも「イルミナティ」って実在する(した)の?という疑問があると思います。

「天使と悪魔」をもうご覧になられた方ならご存知の通り、
「イルミナティ」とは「バチカン」の敵対組織であり、
1500年以上も続いているバチカンの宗教統治を科学の力でねじ伏せ、
世界を手中に収めようとする絵に描いたような模範的な秘密結社の一つです。

こんな映画のような組織が(実際映画になってしまいました)
我々の知らないところでバチカン市国と想像を絶する覇権争いを
しているというのは俄かには信じがたいことです。

僕はまだ映画を見ていませんが、
小説を読んだ限りでは前作「ダヴィンチ・コード」同様、
部分的には当たっている、でも大半はやはり作者の主観で進行されていて事実とは
かけ離れている、というのが僕の見解です。

著者のブラウンが何を目的としてこれを執筆したのかはわかりかねますが、
このように事実とフィクションを安易に混合してしまうことは危険であり
それこそ「真実」を隠蔽しようとするものにとっては逆に好都合でしかありません。

社会に警鐘を鳴らすのであれば、面白おかしく物語にしてしまうのではなく、
事実関係を詳細に伝えるドキュメンタリーを作成して欲しかったというのが
僕の正直な気持ちではあります。勿論、映画を楽しみにしている自分もいるわけですが^^;

後に詳しく実際の「イルミナティ」について書きますが、
その前に今回は僕の自論を書いておきましょう。

まず、

「イルミナティとバチカンは敵対関係なのか」というところですが、
これは「表向き」の話であって、実際は同じアジェンダを遂行する共謀者です。
「イルミナティ」の設立は18世紀後半ということになっていますが、
その思想自体は何千年も前から受け継がれているものであり、
名前こそ違うものの、文明の始まりから彼らのような思想家は存在しています。

これまで数多くの秘密結社が世に現れ、去っていきました。
これらが一貫して提唱してきた思想というのが

極少人数の選ばれたエリート達がその他大勢を統治するというものです。
彼らの最終目標は世界に唯一の政府と宗教を樹立し、
世界中を従わせ民衆を奴隷化することにあります。
中流層というものを排除し、あくまで支配者と奴隷というシステムを構築させようとしているのです。

これは「イルミナティ」に限った事ではなく、多くの秘密結社に見られる思想です。
バチカンもその一つと言っても過言ではないでしょう。

それを「科学」「金融」で実現させるか、「宗教」で実現させるか、
それぞれ方法こそは違うものの、目的は一緒なのです。

では彼らは結局一つなのか、というとそれはなんとも言えません。
充分な証拠がないからですが、僕はこれらの秘密結社が中枢では繋がっていると思っています。

9・11の自作自演のように、バチカンイルミナティも自作自演と言えます。

多くの秘密結社には絶対的な階級システムが構築されており、
末端のメンバーや信者は「本来のアジェンダ」を知らされていません
彼らは上階層への絶対服従を誓わされ、目的を遂行するための「手段」のみを与えられ、
それらを従順にこなしています。

中には自分は世界を救うために行っているんだと本気で信じているものも多くいるでしょう。
こういった人たちは秘密組織に片足突っ込んでいるだけにたちが悪い。
彼らは決まって「陰謀」など存在しないと言い切ります。
なぜなら自分の所属している組織が人類最大の秘密であり、
自分は平和のために動いているからだ、と信じて病まないからです。

善良な人間だけを操っているだけではありません。
イルミナティ内にも本気でバチカンを陥れ、雪辱を晴らそうとする邪悪なものもいるはずですし、
逆にバチカン内にも権力維持のため本気で邪魔な彼らを根絶するため、死力を尽くしているあくどい司祭もいるんです。

ドイツにヒトラーのようなファシストが生まれたのも偶然ではありません。
彼はこういった秘密組織に育成された「悪」といっても過言ではないでしょう。

こういった良くも悪くも純粋な人間を多く利用し、盾に使い、
それぞれの組織の上階層の連中は「本当の秘密組織を中枢に組み」
自分達の目的を安全に遂行しているのです。
世に知れ渡っている多くの秘密組織など、彼らの隠れ蓑でしかないのです。

中枢が結局は同じ組織であるということで、
この世に存在する対立のほとんどが自作自演です。

映画のタイトル「天使と悪魔」はどちらが善で悪なのか、
という問いを投げかける哲学的で良いタイトルではありますが、

現実では「悪魔と悪魔」なのです。
まぁ、こんなタイトルにしてしまったら集客が難しくなっちゃいますよねw

____________________

「イルミナティ」のことを説明していく上で、

「イエズス会」
「マルタ騎士団」
「サバタイ派=フランキスト」
「ユダヤ」

といったどうしてもはずせない題材が多数出てきますが、
とりあえずは読者の皆さんの混乱を避けるため、
できるだけ「イルミナティ」に絞って解説していきたいと思います。
上記したその他の項目についてはまた後日詳しく説明していきたいと思います。

では次のブログで、、、、。

2009年5月2日土曜日

アメリカと日本の違い

以前”自分の長所、短所は?”という質問に対し両方とも、”深く考えるところ”と答えた。

それに対してアメリカで共に思春期を過ごした友人がこんなコメントを書いてくれた。

>あはは。「深く考えること」
>今の日本にそんな時間はあるのか・・・、
>人はみんな、深く考えることをあきらめてる気がするんだぁ。
>でも、僕は凄くわかるナ。やっぱり、今の日本に居ても深く考えるから。

たしかに日本アメリカとでは流れている時間が違うように感じる。
日本はみんな忙しない。何かに追われるように仕事をし、 勉強をし、
遊ぶことでさえも形にはまったやりかたでしかできていないと僕は思う。
たしかに何かを深く考える、という時間はないのかもしれない。

アメリカでは考える時間が無限大に感じる。
はっきり言ってアメリカは自由だ、いや暇なんだ、と思う。
日本のように24時間遊び場が空いていることはないし、
勉強であってもなんであっても本人がやりたければやるし、 やらなくたっていい。
まぁ、最近はのんびり過ぎる体制を 変えようとアメリカ人達も忙しくなってきている。
でもやっぱり自由だし暇だ。良い意味で。

時間があれば心にもゆとりが持てる。
こんな腐った国でさえその”時間”がある。

自分の事をもっと知れる。知ろうとする。
人のことをもっと知れる。知ろうとする。
大いに悩むことができる。
立ち止まることさえもたまにはいいと思える。
疑問をとことん追及して消化できる。
なんだって可能だ。

一度きりの人生なぁなぁで生きたくない。
楽しかったり悲しかったりを100%で感じたい。
感受性豊かな人間でありたい。

日本人は学問や技術において長けている。と思う。
これは戦後の努力の賜物だろう。

でも今はどうだろう?

みな同じような教育を受け、
同じようなレールの上を歩き、同じような能力を身につけている。
なんでも平均以上にこなす万能・日本人。
”万能”と言えば聞こえはいいが、言い方を変えてしまえば
日本人はMAX値の低いオールラウンダー。結局どうがんばっても
どの分野でも他国に劣る。

日本人が他国から社会的に どう認識されているか知っているだろうか?
大半の国々の人たちは“生きるために働いている”。
日本人“働くために生きている”。

働くことにしか生きがいを感じなくなっている日本の多くの人は
どうがんばっても“生きるために必死に働いている人達”や
“生きること本来の大切さを見出している人達”には勝てないだろう。
今は世界指折りの先進国と称されていて曖昧になっている
部分が多いと思う。今後、他の国々が今のモチベーションのまま
日本のような経済力を持ち始めたなら日本は今の地位も権力失うだろう。
(今であっても権力はないか、、、)

日本“自殺率“だけでなく“挫折率”でも
世界上位に食い込むのを知っているだろうか?
なんでも“それなりに”こなせてしまうがゆえの落とし穴。
日本の教育方針に沿っていけばおのずと身に着く
知識や技術を自分にしかないものと過信してしまい、
最終的にその分野の天才・秀才を目の当たりにしたとき、
自分の皮相浅薄さに落胆しあきらめてしまう、
ということである。なぜあきらめてしまうか?
それは日本人の一般教養レベルや基礎知能指数がなまじ高い、
ということがあだとなり、自分と相手の実力差を明確に
割り出せてしまうということにある。

逆に大半のアメリカ人はあきらめない。それはなぜか。
教育方針、一般教養レベル、基礎知能指数が違うから?
たしかにこれらすべてが日本と違ってバラバラではあるが、
それだけではない。

ではなにか。

それは小さいころや思春期にかけて“深く”自分と対話する
機会が多いからである。
時間に追われることも 他人の目を
気にすることもなく納得いくまで 自分と深く接することができる。

ここが一番の違いだと思う。とことん考え抜き、
導き出した目標はもはや信念である。


日本人アメリカ人関係なく、何かを目指す過程では
必ずその分野の先駆者がいる。天才がいる。そして壁にぶつかる。
それを目の当たりにするたびに挫折するような
やわな契約を己と交わしてはいない。
頭の良し悪しや貧富の差も関係ない。
アメリカという国では誰もが深く考える権利があり、
環境が整っている。みな当たり前のように自分と向き合っている。

よくアメリカ人”楽観的”の代名詞のようにいわれがちだ。
たしかに楽観的な人が多く、それがゆえに成功している
例も多い。しかしアメリカ人の中にも悲観的な考えの人も 多い。
だからといってそれが悪いかというとそうでもない。
楽観的というのは何が起ころうが気にせずやるということではない。
楽観的な人であっても友人が死んだり愛する人と別れたりすれば、
悲観的な人以上に悲しむし、傷つけられれば烈火のごとく怒る。
逆に悲観的な人であっても楽観的な人以上に前向きに
がんばり底力を見せることもある。結局“楽観・悲観”の根底まで
突き詰めるとどちらも兼ね備えているということである。
両方を持ち合わせてこそ”人間”なんじゃないだろうか。

日本人は基本的に この“ポジティブさ”“ネガティブさ”を履き違えている。
“ポジティブ”“ネガティブ”の形ばかりに囚われ、
自分でも融通の聞かない考えしかできなくなるのだ。
それに輪をかけ日本人は“恥”に対して以上に敏感で
あるがゆえ、どんな状況でもポジティブを装い、
ネガティブを装わざるを得なくなるのだ。

、、、、話を最初に戻すが、
“深く考える”という行為は人間の本来のありかたである、 と言う事を書きたかった。

偉そうに日本人は、アメリカ人は、 などと言ったが、
自分もまたその日本人の中の一人。
しかしこれだけは声を大にして言わせてもらいたいが、
僕は幸い物事を深く考えられる時間がある環境で育つことができ、
それを最大限に行ってきた。今もまだ考えている真っ只中で、
本当の自分とは一体何なのかを探している。
そしてこれを恥ずかしいなどと思ったことは一度もない。

自分に正直に、そして人に誠実に。
これは学校の授業以外の部分を学んで来なかった人には到底わからないことなんだろう。
人として不可欠なこの感情を養う環境が極端に
少ないということが今の日本の機械的な教育・社会方針の中で
もっとも重要視すべき問題なのではないか。

僕はそう思う。