2009年4月25日土曜日

はじめに - その1 (真実とは)

お初にお目にかかります!Avihです。

相変わらず不安定な経済情勢が続いていることに加え、呆れるほど混沌としている政界、
そしてウィルス・パニックや次々に起こる奇怪な事件が一般社会を震撼させている今日この頃。
そんな中みなさんはどうお過ごしでしょうか?

え?自分の事で手いっぱいで周りまで気にしていられない?
そうでしょうそうでしょう。それが普通です。
自分勝手な僕らが悪いんじゃない。

自分勝手でいないと生きていけないこの世界の仕組みがおかしいのです。

今世間を騒がせている多くの問題。
これらは自分の生活に直接影響を及ぼさない限り、現実味を帯びないものばかりです。
言ってみればテレビや文面の中から発信される情報で脳に広がる仮想世界であり、
小説や映画と変わらない。

ありがたい事に、これだけの情報社会になったお陰で昔のように隣人が死ぬまで
街に疫病が蔓延していることに気づかない、というような時代ではなくなりました。

今や事件の数分後には記事や動画がインターネット上に掲載できるというところまで
科学は発展し、飛脚や伝書鳩の時代からは考えられないほど迅速に情報をより多くの人が
知ることができるようになり、大事に備え対処できるようになりました。

すばらしい。情報ばんざい、、、と言いたいところですが、

情報が人類にもたらす結果は必ずしも良いものとは限りません。

上記でも述べましたが、
情報が溢れれば、同じように溢れている他の情報との区別がつかなくなる恐れがあります。
良識ある大人は現実とそうでないものを判別することは可能ですが、子供はどうでしょう。
現実で起きていることとゲームや映画で起きていることの区別が果たしてできるでしょうか?
ゲームやテレビで放送されているものは決して「ヒーローもの」だけではありません。
殺人鬼をフィーチャーしたものもあれば、戦争や性をモチーフにしたものも数多く存在します。
とくにゲームではこれらのことが現実以上に誇張されているだけに、
実際に起きている問題を軽視しかねない恐れもあります。
現実感覚を失った子供達は一体どうなるでしょうか?
それは今起こっている未成年の事件を見ればわかることでしょう。

支配者階級にとって情報戦略は「真実」や「事実」を隠す上でもっとも有効な手段と言えます。
本来「真実」を伝えるための情報提供のはずが皮肉な事に、
情報が溢れれば溢れるほど「真実」はぼやけ、最悪嘘の情報をインプットされてしまいます。

幾千もの「真実」がこの世界には存在し、人類はそれと共存しているのにも関わらず、
それらの「真実」のほとんどを知ることなく人は生きています。
そう「真実」とはいつの間にか目には見えない、耳では聞こえない
幽霊のようなものになってしまいました。

単純に情報を遮断することで「真実」を隠蔽してきた古代から、
情報を多く与える事で人々の判断能力を低下させ、疑心暗鬼へ陥らせる現代へ、
手法こそ転換したものの、
「真実」を隠蔽するという目的は今も継続されているのです。


つづき

1 件のコメント:

peacefulhistory さんのコメント...
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