2009年9月1日火曜日

ドルの崩壊はひとごとじゃない 2

ドルの崩壊はひとごとじゃない1

欠陥がある建物をいくらリフォームしたところで、
地震があったとき倒壊は間逃れません。

現在、各国政府がやっていることはこういうことなのです。

みなが今のシステムの欠陥に気づき、
本気で対処法を考えない限り、現状況はずっと続きます。

今の経済システムに沿ってものごとを考えていては
僕たちは「お金に対する不安」という呪縛から逃れることはできないのです。

僕が携わっている音楽業界も残念ながら
この経済システムの上に成り立ってしまっています。

利益を生まない音楽は価値がない、
と言わんばかりの現在のレーベルの体制。

彼らが悪いかというと一概にそうとも言えません。
彼らもお金の呪縛から逃れられない犠牲者なのです。

世の中にはまだあなたが耳にしたことのないすばらしい音楽が沢山あります。
それらはお金を生まないという理由だけで皆さんの耳には届かないのです。

古来から音楽や芸術は無限の可能性を秘めた娯楽でした。
本来、人を感動させたり、笑顔にさせることにお金が絡んではいけないのです。
僕はそう思います。

音楽のような人の心に直接問いかけるものにお金が絡むことで、
届け先の僕たちの「心」にも少なからず悪影響及ぼしてしまうと思います。
(唯一の救いはそれでもまだお金を払えば聞ける良い音楽が世界にはあるということです)

経済の枠組みからこういったものを少しずつでも解放していけたらなと、切に願います。

そうすればおのずと人々の心は安らぎ、争いも少なくなるんじゃないかなって、
そう思います。

いつかすばらしい音楽が誰の耳にも届くような世界になってほしいです。

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